南紀】 相野谷川・中ノ谷

記  上仲
タイトル 始まりはぐうたら溯行
メンバー 上仲、他 2名
日程 2008年1月13日(日)〜14日 天気 快晴
場所 南紀 相野谷川・中ノ谷 地形図 大里
歩行時間   遡行図 なし
コース
タイム
 
アプローチ  
装備  
メモ  

2008年の幕開けは、南紀の相野谷川・中ノ谷のお泊り沢から始まった。
ここは日帰りで行けるところですが、1泊2日で行ってのんびりと焚き火を楽しむ計画です。
地元の沢友の間ではこれをぐうたら溯行と呼んでいます。^_^;
しかも今回の沢の詰めのあとのピークは、今年の干支がついている子ノ泊山。
古い写真で見た約30年程前の山頂の場景にもそこには沢ヤさん達が集っていた。

今年初めてのメンバーは、昨年の幕開けも一緒だったS木さん。
それに毎度お馴染みのO川さん。

【1月13日】

7時にS木号で我家に迎えに来てくれるはずだったのだが、連絡がない。
そして、7時20分にメールが入る。
「今、起きたわ^_^;」・・・
なぬ?寝坊しないようにと6時過ぎに頼まれていたモーニング・コールをしたはずなのに・・・
さては、二度寝したなぁ〜(ーー;)
結局お迎えは8時半。1時間半の遅刻。何か今年も思いやられるなぁ・・・
そんなこんなで出発し、途中で熊野の道の駅で簡単な昼食を済ませ、立間戸谷の出合の前を通過して相野谷川に向かう予定が立間戸谷の出合で通行止のゲート。
「こうなったら立間戸谷に変更しません?」とお誘いをかけてみるが、今年予定が入ってるって事で却下。やっぱりそれまではお預けかぁって事で新宮経由で反対側から出合に向かう。
出合に14:00頃到着。用意をして14:20に出発。
橋の袂の鉄梯子を降りて入渓。谷は右に折れて落打の滝30m。(14:25)
水量豊かで、末広がりに落ちる見事な滝です。
この滝の突破は、右岸のルンゼを巻き上がり、ひたすら巻いたので、巻き上がり過ぎて大高巻きになってしまった。ネットでちらっと見た情報では、どっかにバンドがあったはずなのだが、結局見つからずじまいだった。
ルンゼを下って谷床に降りると、二俣の手前でしかも絶好のテン場。(15:45)
「もうここでええやん」なんていつもの感じで、まだ1時間少ししか行動してないのに早速、幕営と焚き火の準備に取り掛かる。
写真にはないが、O川さんが逞しく鋸で薪を切っている姿を見て私も薪集めだけでなく初鋸に挑戦。2本ほど切っただけなのだが、手がだるいし、腰も痛い。う〜ん、思ったより重労働だった。
そして、午後5時〜10時半位まで焚き火とお鍋を楽しむ。
いつもなら焚き火の傍で眠ってしまって残置されてしまうS木さんですが、この日は何故かお行儀良く、10時前にはちゃんとテントに戻って眠ってました。
O川さんとコーヒーを飲みながら色んなお話をして、私達も10時半過ぎに就寝。

【1月14日】

7時過ぎに起床。寝具を片付け、朝食の準備をして、焚き火を熾して欲しかったのでとりあえずS木さんだけ起こす。焚き火が燃え始めた頃O川さんも起きて来て皆で朝食のおうどんを食べ、コーヒー等を飲んで後片付けをして9時過ぎに出発。
二俣に到着(9:10)。左側を進んだ先に、ガレ谷が見える。一瞬、げって思ったがこれは、支谷で谷は右に折れ曲がり岩間滝。その先に牛鬼滝30m(9:40)。ここで一旦撮影タイム。
この滝は、両岸、壁に囲まれているので少しバックして巻くという手もあるが、O川さんは、何か登りたそう。と言う事で、ここは左の壁をロープを出して1ピッチ登ってその後は左へ左へ少し逃げ気味で登ったが、落ち口に出たいので途中で右へ右へと戻り、ほぼ落ち口ぴったりに出る事が出来た。(11:35)
またもや長〜い巻きになってしまいました。
落ち口では、もちろんポーズで記念撮影。
落ち口の先の斜5mも中々綺麗。その先はナメの連続で中々良い雰囲気。
左岸に炭焼き跡を見てお昼休憩(11:30〜12:10)
途中の二股は右に15mの斜滝。ここは左に進んでその後もナメの連続。お天気が良くて輝いて綺麗。
が、標高が上がるにつれて凍っている。滑ったら危ないやんって感じです。途中でナメとゴーロが交互に続くところを過ごして再び二股。左側の急なナメは凍っている(12:55)。

右側を進んで再び二股。左へ進路をとってそのまま詰め上がり、登山道に出たのが13:20過ぎ頃。ここから山頂までは、1〜2分で到着(13:25)。
山頂には、十二支会と言う会の方達が山頂につい今しがたまで100人近く居たそうです。もう少し早く着いていたら豚汁をご馳走になれたそうで惜しいことしたなぁ・・・
山頂では、360度のパノラマの景色を楽しむ。私は、初めてだったのですが、ここの山頂に来た事があるお二人さん曰く「賑やかな山頂になったなぁ・・・」と言う事です。
今年は、子年なんできっと特別なんでしょうね。

さて、景色を楽しみ写真撮影の後は、下山開始(14:00)。
登山道をどんどん下り最後の方は林道を下って車に着いたのが14:40。
思ったより早く下山出来たかな。
さて、この後の予定では、トロッコ電車に乗って行ける温泉地、湯の口温泉に行く予定でしたが、トロッコの時間が微妙なので今回は諦めて熊野川温泉へ。
帰りは、安い・うまい・多いでお馴染みの地元のラーメン藤にてお腹を満腹にして帰りました。
こんな感じで始まった今年の沢行き。
さて、さて、今年はどんな年になるかなぁ・・・
今からワクワクして楽しみです。