【台高】東ノ川・ツキ谷

記 西岡
タイトル  
メンバー 西岡、丸尾、榎、深井
日程 2008年9月6日 天気 曇後晴れ
場所 【台高】東ノ川・ツキ谷 地形図 高代山
歩行時間   遡行図  
コース
タイム
7:00出発-7:25ツキ谷橋7:35-7:50千尋滝8:00-9:30滝落ち口9:40-10:30高圧線下-10:40吊り橋-10:45左岸上作業小屋-11:00 540mの二股11:05-11:40右岸小屋-12:20 640m二股手前13:10-13:20 640m二股13:50-14:50稜線南尾根15:00-15:15 926mピーク15:25-15:35西に振る-15:55鉄塔16:10-16:35林道-17:15ツキ谷橋
アプローチ  
装備  
メモ 【費用】¥600きなりの湯、¥1500/一人ガソリン代
【資料】わっさかわっさか沢歩き

【9月5日】

電車事故などで交通機関が乱れ20:45に全員集合。
車は渋滞も無く下北山スポーツ公園に着いた。夜は涼しくて丁度気持ち良い。12時近くまで談笑して就寝。

【9月6日】

朝方から雨が降り出した。一時強く降っていたが起きる頃には小康状態。
出発しようとしたら又雨。でも上空は雲の切れ目があったので予定通り出発。
往路を少しもどりダムを経て尾鷲への国道425号を進む。赤い大きな備後橋を渡って直ぐツキ谷橋に到着。橋そばの作業小屋前空き地に駐車。橋下に大滝が落ちている。
川へは作業小屋の裏手から踏み跡に従い下る。 沢歩きしばらくで谷が少し右に回ると大滝の千尋滝が現れた。途中で二段になって高いところから落ちている。榎さんが滝そばまで近づくと滝の大きさが実感できた。
滝の左側についた踏みあとをたどり高巻きにかかる。薄い踏み跡と所々のテープに導かれ進む。直ぐに丸尾さんが先頭になり急な斜面を枝や根っこを利用してどんどん進む。大岩のところで上方にテープが見えるがそこへのルートがわかりにくく西岡が偵察に木の枝を利用して岩溝を一段上がったらそこから上がれず丸尾さんと榎さんが左からのルートを見つけて上がりお助けロープを下ろしてもらった。結局それでも上がれず何とか降りて3人のルートをたどって上がった。高度計で530mくらいまで上がり向こう側にのっこして小沢状のやや傾斜が緩い斜面を木の枝を頼りながら下るとばっちり滝の落ち口に着いた。結局ロープは使わず僕がもたもたした30分のロスがあった結果1時間30分の巻きであった。すんなり高巻くと約1時間だろう。
上流側はナメになり大きな釜をもった滝が現れる。水量も多く左を巻き上がる。
続いて現れた滝も直登できずに右を巻く。
そのあとはしばらくナメが続いて日が差し始める頃きれいな幅広の滝が現れる。水が少なかったら直登できる?けど今日は水が多くこれも簡単に右を巻く。
穏やかな流れになり高圧線の下をくぐり植林が混じるようになる。すぐに吊り橋が頭上に現れた。しっかりした吊り橋で高圧線の点検用に使われている表示があった。右上に傷んだ作業小屋群を見たあとは河原となる。意外なほど広い河原。540mの二股を過ぎ一人釜を泳いで楽しみつつたどる。右岸に作業小屋。このあたりでちょと一息各自行動食を口にする。ナメや小滝がいくつか現れ明るい出合に到着。640mの二股までもう少しであったが丸尾さんの提案に従い昼食ラーメンタイムとした。(640m二股の手前の屈曲点より少し前の左から小沢が入ってくるところ。)
休憩のたびに衣服や靴などに付着しているヒルを退治する。休憩後わずかで640m二股に到着。樹林が茂って先ほどのラーメンポイントほど明るくない。空は天気予報が外れて晴れ。深井さんが服を厚着から薄くしていざ出発。左又に入る。沢水は急速に細くなる。約10分ほどで水が一旦切れる。植林の倒木がちょこちょこ行く手をふさぐ。再度水が現れ、小滝で水を補給。800m余りのところでいよいよ水も切れ沢が倒木やシダ類で塞がれ左の植林帯尾根によじあがる。

枝払いした枝が邪魔して歩きにくい。尾根上には作業の踏み跡らしいのがついていた。926mピークの東南で稜線から南に下る尾根に上がったようだ。尾根の上にモノレールが敷設されていた。稜線方向から来てツキ谷方向に伸びている。小休止して北の稜線に向かうとわずかで稜線に合流。東西の稜線方向からもモノレールが来ていた。それらは926mピーク方向に向かっている。左のピーク方向にモノレール沿いの作業道を10分弱登るとピークに到着。記念撮影。そよ風が心地よい。更にモノレールは北西の下山方向に向かっている。ピークから約10分でモノレールは西に方向を変え2.5万図の破線に沿って伸びている。樹間から左にツキ谷が大きく見える。モノレールに沿って急坂をどんどん下る。高圧線が横切る尾根の開けたところで小休止。下方に池原貯水池が見える。作業道が右に下るようにモノレールもそちらに方向を変えている。急坂をモノレールに沿って下り途中からはモノレールと鹿よけ?ネット沿いとなり最後はネットの裂け目から右下に折れてモノレール軌道起点で林道に降り立った。
今回の山行中はほとんど虫に悩まされず防虫スプレーもつかわなかったのにここでは汗を拭っているとやたら蚊とかアブが寄ってくる。ここでもメンバーがヒル退治。数匹。結局実害無し。小休止後林道を駐車地点までたどる。途中の小沢で顔を洗ってさっぱりした。約30分で駐車地点。きなりの湯で汗を流して帰路についた。きなりの湯から橿原神宮前まで1時間40分で到着。解散となった。

今回の沢のポイントは千尋滝の高巻きだけれどテープが巻き道のところどころについていてしっかりルートを確認しながら行くとロープを使わなくても安全に巻くことが可能。最後の落ち口への下りもインターネット情報などでは落ち口の直ぐそばに降りたようで危険だが僕らはそのほんのわずか上を回りこんだので緩い小沢の斜面を下って同じ落ち口そばに降り立てた。千尋滝から上流はナメやきれいな滝、釜があり泳いで楽しめる。滝も巻き道は簡単に巻ける。最後の詰めの640m二股は木が茂っていて地図で見るより狭く感じちょと注意が必要かも。最後の詰めはいい加減のところで左側の上がりやすい斜面を登って尾根上の作業道に入るのが楽みたいです。926mピークからはモノレール沿いでルートはわかりやすい。(ただしモノレール沿いは急)植林と混じっているけど自然林も程ほどあるし再訪してもよいと思った。