【北アルプス】上高地

記  西岡
タイトル 温泉三昧と上高地トレッキング
メンバー 西岡(単独)
日程 2010年1月10日 天気  
場所 【北ア】上高地 地形図 焼岳、上高地、穂高岳(1/25000)
歩行時間   遡行図 なし
コース
タイム
7:45中の湯バス停-8:10釜トンネル出口8:45大正池ホテル(自然探勝路へ)-9:15田代池分岐-9:45田代橋-10:25河童橋-10:35小梨平テン場のトイレ付近10:50-12:05徳本峠分岐12:20-12:40明神橋-12:50明神池-14:45岳沢道分岐-15:05河童橋-16:10大正池ホテル-16:50釜トンネル入り口-17:05釜トンネル出口=17:20坂巻温泉
アプローチ 近鉄OCAT高速バス乗り場8:15=高速バス=13:28高山14:17=特急バス=15:10坂巻温泉
装備 気温は低いので防寒のために目出し帽、インナー手袋とオーバー手袋および換え手袋とゴーグル、サングラスは必ず準備してください。
メモ 【費用】
¥9900大阪-高山往復バス代、¥3800高山-坂巻温泉往復バス代、¥25500坂巻温泉宿泊代(2泊4食+弁当)

前日高山経由で坂巻温泉に宿泊し、翌朝曇り空で小雪がちらつく中を7時30分送迎の車で温泉の主人が中の湯バス停(釜トンネル入り口)に運んでくれた。登山グループが数人準備していた。
釜トンネル入り口には公衆電話がある。トンネルに少し入り風を避けて準備をする。気温はマイナス2〜3度くらい。今日の服装は冬登山靴、ロングスパッツ、タイツ、冬ズボン、雨具下、スキンシャツ、長袖下着、冬上着、ダブルジャケット、目だし帽、キャップ、アンダー手袋とオーバー手袋。
釜トンネル内は非常灯が所々付いている程度でヘッドランプをつけて歩く。上り坂で舗装路面は乾いた箇所が多く安全に歩ける。約20分ほどで出口に到着。
林道はしっかり除雪されている。トンネル口を振り返ると旧釜トンネルのスノーシェードが眺められた。この辺りで概ね積雪50センチから1mくらい。大正池で写真を撮るが残念ながら焼岳や穂高方面はガスの中。大正池ホテルのところには冬用トイレがある。
ホテルの脇から梓川に下り自然探勝路に入る。自然探勝路はしっかりしたトレースが付いていてつぼ足でそのまま歩く。田代池の分岐辺りから足元も少し歩きにくくなりスノーシューをつけてオーバー手袋をつける。田代池には寄らず田代橋方面に向かう。林間コースと梓川コースの分岐では梓川コースをとった。標識が雪に埋まるほどではない。途中で梓川への寄り道トレースで川面を眺めたが美しい水面と小雪舞う景色は墨絵のように美しい。ちょっと寄り道するときはほんとにスノーシューが重宝する。田代橋で上高地温泉ホテルや清水屋が眺められた。田代橋を渡るとすぐに西穂高登山口があった。トレースはほとんどない様子。梓川沿いに河童橋に向かう。ウェストン碑を過ぎて林道から分かれて再び自然探勝路に入る。途中からトレースのない梓川沿いの道に入り気持ちよいスノーシューハイクとなる。やがて河童橋近くで再び林間コースと合流しトレースを辿って河童橋へ。
河童橋付近
河童橋辺りでは数グループが休憩していた。環境庁から冬の上高地入山者状況の調査員が入っていた。小梨平キャンプ場には冬用トイレがあって電動式で浄化機能が働いているようだった。小休止して旅館で用意してもらった昼食弁当を半分食べる。テルモスの紅茶もなかなかよい。横浜から来たという登山者二人と話をしたら昨日ここにテント泊していたが数張り他にも張っていたそうだ。風が少し吹いていたがそれほど寒くなかったとのこと。時間の許す範囲で奥にいくこととし、小梨平をあとにする。トレースは相変わらずしっかり付いており林間の自然探勝路を徳沢に向かう。積雪はそれほど増えず時々出会う登山者と挨拶を交わす程度の坦々とした雪道だ。明神館に着くともう時刻も頃合となったので今日の行程は徳本峠への分岐までと決めた。
そこからわずかで峠の分岐となりそこで残った昼食を食べて小休止。

徳本峠分岐
明神に引き返して明神池に向かう。ちょっと日がさして一の池、二の池とも素晴らしく美しい景色を見ることが出来た。明神岳も中腹まで見えてここまで来た甲斐があった。ここからは明神館のほうへは戻らずそのまま河童橋まで川沿いの道をとった。林道から外れて自然探勝路に入るトレースがなくなりスノーシューハイキングになった。しかし表示は全くなく、積雪が中途半端で所々木道で踏み外したり川を渡るところで橋を探したりと手間取った。途中で明神岳へ続く尾根の2263mポイント付近からの落ちる氷漠を見上げる。
腰もだるくなり結局岳沢への分岐からは林道を歩くことにした。河童橋からはバスターミナルから林道を大正池まで戻る林道(車道)コースを取った。林道は少なくとも明神池までは車が入っていてしっかり除雪されていた。上高地帝国ホテルを過ぎて大正池ホテルで小休止。最後のがんばりで釜トンネルを歩く。釜トンネル内ではどんどん気温が下がり寒くて目だし帽を首まですっぽり被ってもなお寒い感じがした。トンネル出口の公衆電話で坂巻温泉に電話をして迎えに来てもらい温泉に戻った。

明神岳尾根付近の氷曝

釜トンネル入り口